弁理士試験には、基本書、条文集、過去問、判例集が役に立ちます。以下、お薦めの参考書を紹介します。
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体系別短答試験過去問集 特許法・実用新案法<第5版>
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体系別短答試験過去問集 意匠・商標法・条約・著作権・不競法<第5版>
短答式試験の過去問です。間違えた問題にチェックを付けて2回目をやり、2回目にも間違えた問題にチェックを付けて3回目をやりましょう。私は通勤時間帯に活用しました。
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工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 第17版
いわずと知れた「青本」です。弁理士試験の勉強を始めるなら最初に購入すべき参考書です。まずは辞書的に使用して、学習が進んできたら一度通読するとよいでしょう。ちなみに最近、第17版の販売が開始されました。
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法律学講座双書 工業所有権法〈上〉特許法
最もお薦めする基本書です。有名な中山先生の著書です。この本に出てくるロジックやキーワードは、論文で使えるので重宝します。
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特許法概説 (オンデマンド版)
いわゆる「吉藤」です。長い間、弁理士試験のバイブルとされてきましたが、最近では情報が古くなっているので注意が必要です。最初のうちは辞書的に読むとよいでしょう。最初から読もうとしても頭に入りません。
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知的財産権法文集 平成20年4月1日施行版―平成19年改正 (2008)
条文集は、弁理士試験の勉強の欠かせません。発明協会が出しているこの本は最もオススメです。蛍光ペンで色分けしたり、鉛筆で説明を書き込んだりしていると、愛着がわいてきます。ただし、来年の弁理士試験を受験される方は、未施行の改正内容に注意してください。
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弁理士論文式問題集 必須科目
論文試験直前に練習として使えます。論文を全部書くのではなく、答案構成だけやると効率的です。答案構成が合っているかどうかを重視しましょう。
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弁理士試験代々木塾式・判例セレクト知的財産法
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弁理士試験代々木塾式・判例セレクト知的財産法〈2〉
重要な判例が短くまとまっているので、便利です。判例の勉強法としては、これら本だけでほとんど十分です。最高裁の判例は必ずチェックしておきましょう。余裕があれば、
特許判例百選 (別冊ジュリスト (No.170))を一通り眺めておきましょう。
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工業所有権(産業財産権)法令集 第57版(全2冊)
施行規則、様式等を参照する場合に重宝します。論文試験を受験すると法令集が貰えるので、論文試験を受けた人であれば買う必要はありません。