特許担当の弁理士の仕事には、大きく分けて、(1)内々業務、(2)内外業務、(3)外内業務の3つがあります。そして、3つのそれぞれについて、(A)出願明細書作成、(B)中間処理、(C)権利化後の業務(無効審判、鑑定等)があります。つまり、3×3=9種類の仕事があることになります。
(1)内々業務とは、クライアントが「日本」企業、かつ対象となる特許出願が「日本」への特許出願である業務をいいます。
(2)内外業務とは、クライアントが「日本」企業、かつ対象となる特許出願が「外国」への特許出願である業務をいいます。
(3)外内業務とは、クライアントが「外国」企業、かつ対象となる特許出願が「日本」への特許出願である業務をいいます。
なお、(2)及び(3)は英語を使うという点で共通していますから、ある程度の英語力が必要になります。(1)及び(3)はいずれも日本の特許庁に対して手続きを行うという点で共通していますから、日本の特許実務力が問われます。(1)及び(2)は日本企業をクライアントとするという点で共通していますから、クライアントの戦略に対する理解が必要になります。
業務を上記9種類に分けておけば、自分が今行っている業務の位置づけが分かってくると思います。
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